
Pythonが使えるエンジニアを蛇使いと呼んだりします。その由来はPythonが日本語でニシキヘビという意味だからです。
今回、Windows版Pythonのインストール方法をご紹介します。
この記事で解決できること
- Windows10にPython実行環境をインストールしてカンタンなプログラムを動かす方法がわかる。
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Pythonについてカンタンに紹介
Wikipediaの概要を読んでみました。
文法を極力単純化してコードの可読性を高め、読みやすく、また書きやすくしてプログラマの作業性とコードの信頼性を高めることを重視してデザインされた、汎用の高水準言語である。
核となる本体部分は必要最小限に抑えられている。一方で標準ライブラリやサードパーティ製のライブラリ、関数など、さまざまな領域に特化した豊富で大規模なツール群が用意され、インターネット上から無料で入手でき、自らの使用目的に応じて機能を拡張していくことができる。
またPythonは多くのハードウェアとOS (プラットフォーム) に対応しており、複数のプログラミングパラダイムに対応している。Pythonはオブジェクト指向、命令型、手続き型、関数型などの形式でプログラムを書くことができる。動的型付け言語であり、参照カウントベースの自動メモリ管理(ガベージコレクタ)を持つ。
これらの特性によりPythonは広い支持を獲得し、Webアプリケーションやデスクトップアプリケーションなどの開発はもとより、システム用の記述 (script) や、各種の自動処理、理工学や統計・解析など、幅広い領域における有力なプログラム言語となった。プログラミング作業が容易で能率的であることは、ソフトウェア企業にとっては投入人員の節約、開発時間の短縮、ひいてはコスト削減に有益であることから、産業分野でも広く利用されている。Googleなど主要言語に採用している企業も多い。
Pythonのリファレンス実装であるCPythonは、フリーかつオープンソースのソフトウェアであり、コミュニティベースの開発モデルを採用している。CPythonは、非営利団体であるPythonソフトウェア財団が管理している。その他の実装としては、PyPyやIronPythonなどが有名である。
Pythonは、オランダ人のグイド・ヴァンロッサムが開発した。名前の由来は、イギリスのテレビ局 BBC が製作したコメディ番組『空飛ぶモンティ・パイソン』である。Pythonという英単語が意味する爬虫類のニシキヘビがPython言語のマスコットやアイコンとして使われている。
出典:Python (Wikipedia)https://ja.wikipedia.org/wiki/Python
私が身近なところで聞いたPythonの活用事例は、数値演算ライブラリ(Num.py)を機械学習(AI)で活用したり、Microsoftのエクセルワード操作ライブラリ(OpenPyEL・python-docx)やマウス自動化ライブラリ(PyAutoGUI)で日常の業務を効率化するなど、豊富なライブラリを活用するケースが増えていると聞きます。
インストール手順(Windows10)
手順① Pythonのダウンロードページに行きます。
≫Download the latest version for Windows
手順② 「Download Python 3.8.1」(バージョンは変わります)をクリック
どうしても古いバージョンを試したい場合止めませんが、Ver.2系は2019年末でサポートが打ち切られているためVer.3系を選んだほうが無難です。
手順③ 「ファイルを保存」をクリック
手順④ 手順③で保存したインストーラをダブルクリック
手順⑤ 「Add Python 3.8 to PATH」のチェックをONにして「Install Now」をクリック
手順⑥ インストール中…
手順⑦ 「Close」をクリックします
手順⑧ DOS窓を開き「python」と入力してリターンを打ったときにPythonのコマンドプロセッサ(>>>)が起動したらインストール成功です
DOS窓の開き方はスタートメニューを開き「cmd」と打ち込むと「コマンドプロンプト」と出てくるのでクリックすればよいです。
HelloWorld(サンプルプログラム)
Pythonのコマンドプロセッサ(>>>)に続いてprint("Hello World")と打ちリターンを押すと「Hello World」と表示されます。非常に簡単です。
DOS窓でしか実行できないのは不便なので「test.py」というファイルを作成します。(Pythonファイルの拡張子は*.pyです)。
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print("HelloWorld") |
スタートメニューからPython3.8の項目を開き「IDLE(Python 3.8 32-bit)」をクリックします。
Pythonシェルが起動しました。
メニューから「File」→「Open」をクリックし、先ほど作成した「test.py」を呼び出します。
別ウィンドウが開き「test.py」が展開されます。
メニューから「Run」→「Run Module」をクリックします。
最初に開いたPythonシェルに「HelloWorld」が表示されました。
まとめ
Windows版のPythonをインストールしました。別の記事でPythonプログラムの解説をしていきますが、ぜひ本記事を参考にインストールしてみてください。
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