【※ 当記事は2020年7月2日時点の情報です】
ペイヴメント(@pavement1234)です。
AviUtlの基本動作と簡単な使い方を知りたい。
こんな悩みを解決します。
YouTuberに憧れてWondershare社のFilmora9(フィモーラナイン)という動画編集アプリを購入しました。初心者向けでとても使いやすい反面、文字装飾とかエフェクトが多くてシンプルな動画が作りにくい。結婚式のスライドとか作るのにちょうど良い感じ。
Adobe社のPremiere(プレミア)とかグラスバレー社(旧カノープス社)のEDIUS(エディウス)とかサイバーリンク社のPowerDirector(パワーディレクター)とか色々あるのですが、どれが良いか迷ってしまうと思います。
シンプルな動画を作りたいだけならAviUtlという有名なフリーソフトがあります。1997年から開発されていて、いまだにUPDATEされており、プラグインが豊富で高度な編集も出来るのでお薦めです。
インストール
①AviUtlのお部屋に行く
ここに行きます。
②本体と拡張編集プラグインをダウンロード
赤枠のファイルをダウンロードしてください(2020年5月時点の最新版はコレ)。
③ZIPファイルを展開する
本体と拡張編集プラグインのZIPファイルを展開。
それぞれこういうファイルが格納されている。
④aviutlというフォルダを作り、本体と拡張編集プラグインのファイルをコピーする
要はこういうことです。
⑤aviutlフォルダをProgram Files(x86)に移動する
必須ではないですが「C:\Program Files (x86)\aviutl」に移動しておくと良いです。(置いた場所を忘れないようにするためです)。
⑥入力プラグインのインストール
aviutlは初期状態で静止画(JPG、PNG、BMPなど)、動画(AVI)、音声(WAV)しかサポートしていないので入力プラグイン(L-SMASH Works)を足します。入力プラグインを足すことで、動画(.mp4 .flv .mov .wmv .asf .mkv .webm .mpg .m2tsなど)、音声(.mp3 .ogg .wma .m4a .flac .aif .aacなど)の使えるフォーマットが増えます。
このページに行きます。
赤枠のファイルをダウンロードします。
ダウンロードしたらZIPを展開します。
aviutlフォルダ配下に「Plugins」というフォルダを作り、「kwcolor.auc」「lwdumper.auf」「lwinput.aui」「lwmuxer.auf」をコピーします。
要はこういうことです。
aviutl
└Plugins
├kwcolor.auc
├lwdumper.auf
├lwinput.aui
└lwmuxer.auf
⑦出力プラグインのインストール
aviutlは初期状態でAVIしか出力できないのでMP4を出力できるプラグインをインストールします。
このページに行きます。
赤枠のファイルをダウンロードします。
ダウンロードしたらZIPを展開します。
aviutlフォルダ配下に「Plugins」というフォルダを作り、「easymp4.auo」をコピーします。
要はこういうことです。
aviutl
└Plugins
└easymp4.auo
⑧読み込み可能な拡張子を増やす
これを開きます。
aviutl
└exedit.ini
追加したい拡張子と形式を追記します 私は.m4a(音声)と.mov(動画)を使いたいので赤字の行を追加しました。
[extension]
; 拡張子とメディアオブジェクトの種類を関連付けます
.m4a=音声ファイル
.mov=動画ファイル
.avi=動画ファイル
.avi=音声ファイル
.mpg=動画ファイル
.mpg=音声ファイル
.mp4=動画ファイル
.mp4=音声ファイル
.flv=動画ファイル
.flv=音声ファイル
.dv=動画ファイル
.bmp=画像ファイル
.jpg=画像ファイル
.jpeg=画像ファイル
.png=画像ファイル
.gif=画像ファイル
.wav=音声ファイル
.mp3=音声ファイル
.txt=テキスト
[script]
dll=lua51.dll
jit=lua51jit.dll
もし、それでもコンテンツが読み込めない場合、メニューから「ファイル」→「環境設定」→「入力プラグイン優先度の設定」を開き、L-SMASH Works File Readerを一番下に移動します。以下の状態がデフォルトですので困ったらこれと同じにしてください。
簡単な使い方
①起動
aviutl.exeを実行すると、こういう画面が開きます。
②タイムラインを開く
メニューから「設定」→「拡張編集の設定」を選択すると。
タイムラインが開きます。ここに音声、動画、静止画などのコンテンツをドロップすることで編集できるようになります。
③コンテンツをドロップ
音声(BGM.m4a)、静止画(てんとう虫.jpg)、動画(猫.mov)のコンテンツを用意しました。これをタイムラインにドロップします。
まず音声(BGM.m4a)をLayer 1にドロップしようとすると、新規プロジェクトの作成という画面が出てくるので「読み込むファイルに合わせる」にチェックを入れ「OK」をクリックすると、音声ファイルが読み込まれます。
こんな風になります。
次に静止画(てんとう虫.JPG)をLayer2にドロップします。
最後に動画(猫.mov)をLayer3にドロップします。
④再生
メニューから「表示」→「再生ウィンドウの表示」を選択。
再生画面が出てきます Playボタン、Pauseボタン、Stopボタン、Volume、スライダーなどが使えます。
⑤動画出力(エンコード)
メニューから「ファイル」→「AVI出力」を選択します。
ファイル名を入れて「保存」を押すと、音声、静止画、動画をMIXしたAVI動画が生成されます。
出力プラグインを入れているのでMP4でも出力できます。メニューから「ファイル」→「プラグイン出力」→「かんたんMP4出力」を選びます。
ファイル名を入れて「保存」を押すと、音声、静止画、動画をMIXしたMP4動画が生成されます。AVIが3.5GB(非圧縮)であるのに対しMP4は16MB(圧縮)。かなり軽くなりました 拡大したり大画面に表示したりすると差分があるのでしょうけど、シロート目には違いがわかりませんでした。
まとめ
AviUtlを使うために必要最低限の内容をご紹介しました。次回はAviUtlの編集テクニックをご紹介する予定です。
ITスキルを身につけると条件の良い転職が可能になる
ITスキルを身につけると条件の良い転職が可能になります。当ブログがそのキッカケになったら幸いです。