組込/ハードウェア

【組込Linuxボード】アルテラのDE0-Nano-SoCボードを動かしてみた

【※ 当記事は2020年7月2日時点の情報です】

ペイヴメント(@pavement1234)です。

エンジニア
エンジニア
DE0-Nano-SoC Kit/Atlas-SoC Kitの動かし方を知りたい。


長い間眠らせ続け、
2か月前に1回だけ起動したが再び眠りについていた
DE0-Nano-SoC Kit/Atlas-SoC Kitを動かしてみました。

まずは観察

上から観察。

下から観察。

5CSEMA4U23C6Nとかいてあります。
MOUSERで確認したら5CSEMA4U23C6Nが販売されてる様子。
仕様はこんな感じ。

アルティマに載ってた

DE0-Nanoで調べると色々出てきますが
5CSEMA4U23C6Nも合わせて調べると、
DE0-Nano-SoC Kit/Atlas-SoC Kitが出てきます。
基板の説明がいろいろあったのでピックアップしときました。
あとで詳しくみてみます。

DE0-NANO-0で調べたらアカデミック版も売ってました。

とりあえずデフォルトのイメージでログイン

5V/2Aのフツー(PL03B)のACアダプタを左から挿し、
USB miniB(シリアル用)を右から挿します。
ブルーとオレンジの強い光が目に優しくない。
子供が生まれる前に奥さんと行った
クリスマスの六本木の街を走る外人が乗ってたバイクの色合い。

TeraTermはいつもの如く、
こんな感じの設定です。

AngstromのLinuxが無事ログイン。
gcc、pytnon、i2cdetectとか、色々使えるみたいです。

まだSDが正常なうちにバックアップ
(と思ったらすでにバックアップを取っていた2か月前の俺)。

$ sudo dd if=/dev/sdc of=./de0-nano-soc_20190424.img bs=1M
3819+0 レコード入力
3819+0 レコード出力
4004511744 バイト (4.0 GB) コピーされました、 247.531 秒、 16.2 MB/秒

SDカードリーダから強引に引っこ抜いて再度起動したらブートログがなんか遅い。
ブートが終わってもログイン画面がなかなか出ず、
最後にesize: unknown character, exiting.ってメッセージが出ました。
なにか分かりませんが、ディスク的な異常が出たのかもしれません。
とりあえずrebootしてみたら起動が速くなったので自動復旧されたかも?

ひとりごと

今日は起動しただけで終わってしまいました。
RocketBoardを見たりIntel(Altera)からEDSをダウンロードしたりと、
イメージを構築するところからやると一大事。
また挫折しかねません(思い出したが前回はEDSv18をダウンロードしてインストール失敗したところで力尽きました)。
まずはLinuxを弄るところからリハビリしますか。
こいつのピン配置を調べてI2CのEEPROMをつなげたり、
PWMで波形を見たり。

そういえばアルティマのページにこんなの書いてありました。
前から疑問だったけどよくわかってない。
この際理解しておくか…。

DE0-Nano-SoC Kit と Atlas-SoC Kit について

DE0-Nano-SoC Kit と Atlas-SoC Kit は同じ基板ですが、
使用するリファレンスデータやマニュアルなどが異なります
Terasic社が両者のデータとマニュアルなどの最新版を
Webで「無料」で提供していますので、
Atlas-SoC Kit をご購入された方でも
DE0-Nano-SoC用のデータをダウンロードしてSDメモリに格納すると、
DE0-Nano-SoC と同じ事ができます(逆も可能です)

≫Atlas-SoC Kit用の最新データはこちらから(Terasic社のサイト) 
≫DE0-Nano-SoC用の最新データはこちらから(Terasic社のサイト)

ついでにIntelからツールをダウンロードしておきます。
ダウンロードページに行くと
QuartusはPro、Standard、Lite、3つのライセンス形態があります。
無料なのはLiteなのでLite一択。

Quartusのバージョンを選ぶ画面。
最新はv19.1みたいですが
周りにv16.1使ってる人が多かったのでv16.1にしました。
CycloneV(DE0-Nano-Socに載ってるFPGA)も対応してるのでひとまずこれでよし。

あとpreloaderを作るのにEDS(Embedded Development Suite)が必要なハズ。
Quartusがv16.1だったのEDSもv16.1にします。
ただしDS-5を真剣に使おうとすると有償ライセンスが要るんですよね。
年間10万ぐらい。
多分ARM純正コンパイラが使えたり
USB Bluster経由でトレースとれたりした気がします。
要らないけど。

Intel FPGAのことについて調べてたら
アルティマがこんな記事で無償バージョンは何なのか紹介してました。
大変参考になりました。
さてトータル8GBぐらいのダウンロードがなかなか終わらないので今日はここまで。

まとめ

長い間眠らせ続け、
2か月前に1回だけ起動したが再び眠りについていた
DE0-Nano-SoC Kit/Atlas-SoC Kit
を動かしてみました。
FPGAをそろそろ弄りたいと思いながら、はや5年。
そろそろ弄るか…。

 

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ペイヴメント
ペイヴメントのエンジニア塾(当ブログ)では20年以上の経験から得られたプログラミング系ノウハウについてベテランにも満足して頂けるような内容の濃いコンテンツを初心者にも分かりやすい形で日々発信しています。【経歴】ベンチャーのソフトハウスで4年勤務後、精密機器メーカーのソフト開発部門に勤務し今に至ります。
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